ダイヤモンドスタイルでコンポートに生ける



アレンジメントのポイント
ダイヤモンド形なので長方形などのダイニングテーブルのセンターピースに相応しいスタイルです。椅子に人が座ってどの方角から見ても、花の美しさを楽しめるように四方見にアレンジメントします。

まずコンポートの一番外側のアウトライン(ファーストレーヤー)をメインの花で作ります。正面から見て左右へシンメトリーに花器の1.5倍プラス挿し口分の花を各々挿します。
次に花器の中心から前後へ対称に、初めに左右に挿した花の1/2〜1/3の長さに収まるようにオアシスに挿してファーストレーヤーのアウトラインを作ります。
次に高さを作ります。まず中央にトップの花を挿します。その時の花の選び方は花首が曲がっていなく大きめの花を選びましょう。
トップの花を初めに作った左右にシンメトリーに伸びた花を繋ぐ外線上にシャープに均等に二本づつメインの花を挿します。その花が下からセカンドレーヤー、次がサードレイヤーのアウトラインとなります。
ファーストレーヤーの基本の菱形の先端(四つの角)を繋ぐラインより短めに花を挿し、その花がトップの花を通って対角線上に同様の長さで短かく次の花を挿し、ファーストレーヤーを作ります。
さらに左右の反対側の同位置には同じ長さの花を挿さず、ラインより長く挿し、その花がトップの花を通って対角線上に同様の長さで長めに花を挿して、ファーストレーヤーを作ります。
花はセカンドレーヤー、サードレーヤーもファーストレーヤーと同じ考え方でラインを作ります。

次にグリーンを加えます。
玉しだを菱形の一番長い左右の花へ添えるように挿します。そしてファーストレーヤー上の手前右側の一辺に玉しだを短めに挿したら、同様にトップの花を通って後ろ左側の対角線上に次の玉しだを短く挿します。
次に前面左側の一辺に先ほどの右側と同様の位置に長めに挿したら、トップの花を通って後ろ右側の対角線上に長く挿します。一辺に二本位づつ同じ考え方でグリーンを埋めていきます。その時は隣同士のグリーンに長短をつけます。
セカンドレーヤーも基本のグリーンはファーストレーヤーと同じ要領で短く挿したものはトップの花を通って対角線上は短く、長く挿したものは同じ要領で長く挿しますが、手前の左右二本、後ろの左右二本づつ挿した場合には、その葉の先端同士は正方形にはならないことになります。

花がまだ残っている場合はファーストレーヤー、セカンドレーヤー、サードレーヤーのライン上に長い、短いと一辺に二本以上花を挿し、変化をつけて隣同士が同じ長さで並ばないように花を埋めていきます。
最後に花のボリュームが足りないところを補います。


使っている花材
   
スプレーカーネーション
玉しだ

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