フランス クリスタル・アートの名門 ラリック
	アール・ヌーボーの時代には宝飾デザイナーとして名声を馳せ、アール・デコの時代には ガラス工芸家として、数々のクリスタール・アートを生んだルネ・ラリック。 彼の生み出した美しいデザインの香水瓶、花器、彫像などは、つとに有名です。 また白金台にある東京都庭園美術館（旧朝香宮邸）の正面玄関の翼のある女神像のレリーフ、当時の豪華客船「ノルマンディー」号ファースト・クラスのダイニング・ルーム内装など、インテリアにも深く関わっていました。 天才ガラス工芸家、ルネ・ラリックの伝統を受け継ぎ、数々の素晴らしいクリスタール・アートを生み出しているのがフランスのラリックです。
	ルネ・ラリックのスタイルの基本的特徴はクリアガラスとフロステッド（艶消し）ガラスの見事な調和です。光を微妙にコントロールし、美しく浮かび上がるレリーフは多くの人を虜にしてしまいます。 パリのミシュラン三ツ星レストラン アルページュのオーナー・シェフ、アラン・パッサール氏もその一人。 ラリックのクリスタル・アートを愛し、レストランのインテリアに取り入れています。壁面に埋め込まれたラリックの装飾パネルは最高級レストランにふさわしい品格を与えています。
	ラリックはエレガントなポーセリンのテーブルウェアや美しいクリスタル・ジュエリーも有名です。

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