「横浜焼」の復活を成し遂げた 横濱 増田窯
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港町 横浜に世界的に有名な陶磁器の窯があることを、ご存知ですか?ここでは、かっての横浜焼を再興し、独自のテーブルウェアを創造し続けている、横濱 増田窯直営店 アントギャラリーをお伺いして撮影させていただいた、個性あふれるテーブルウェアをご紹介いたします。
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日本の漆器を連想させる
独創的な「MAKIE(蒔絵)」シリーズ
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横浜に最初に陶磁器の窯ができたのは、江戸時代末期 文明開化の頃でした。その当時の横浜は開港により貿易がもたされ、舶来文化の窓口として交流し、多くの人々に技術、文化の面で影響を与えました。横浜焼は、そんな土地柄から、日本の有田焼、薩摩焼など、既存の焼き物とは違う独自の個性を持つものとなりました。それは数多くの舶来文化により創造力をかきたてられた、かってない精巧華麗なテーブルウェアとなりました。その後横浜焼は、海外の数々の博覧会で受賞し、一世を風靡しましたが、戦火の空襲で窯は焼け、この名陶は途絶えてしまいました。
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ニューヨーク インターナショナル・テーブルトップショーで
金賞を受賞した「チェイス・ジャガージャングル」シリーズ
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1965年 かっての横浜焼を、現代人の感性と用途を取り入れ、復興させたいという主旨のもと、戦火の直前まで活躍していた職人数名と代表者 増田博氏とで、横濱 増田窯が設立されました。
甦った横浜焼は、東洋と西洋の感性、最高の技術により、「和魂洋才」(和の魂で感じ、洋の色彩で表現)のコンセプトのもと、独創的なテーブルウェアを生み出しています。
これらのテーブルウェアは、横浜焼の先人達の精神を引き継ぎながら、横浜の工房にて、3種のオリジナルブランド「 Ant 、 庵陶 、 Masuda 」で作りあげられています。
現在では、その技術と感性が評価され、海外の有名ブランドより、数々のテーブルウェアの製作が依頼されています。
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